モリンガ
「奇跡の木」と呼ばれるスーパーフード
モリンガ(ケシ目ワサビの木科)はインド北部原産の樹木です。
現在は、インドの他アフリカ大陸やマダガスカル島、アラビア半島、アジア、南アメリカなど広く分布しています。食べられる植物の中で最も豊富に栄養素を含んでいると言われており、「奇跡の木」とも呼ばれています。
モリンガの特徴
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90種類以上の栄養素を含有
モリンガにはビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、ポリフェノールなどの抗酸化物質が90種類以上も含有されていると言われています。そのきわめて高い栄養価から、国連世界食糧計画の支援食料にも採択されています。
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メディカルハーブとしての歴史
5000年以上の歴史を持つインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」ではモリンガは300もの病気を防ぐと記されています。そのため、モリンガが根付く地域では生活の知恵として民間療法に取り入れられています。
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地球温暖化対策
モリンガは、一般的な植物の20倍、杉の50倍の早さで成長し、成長過程で多くの二酸化炭素を吸収しています。
モリンガ1本で二酸化炭素を年間160kg吸収すると言われており、人間1人の呼吸で発生する二酸化炭素320kg/年であれば、2本だけで吸収します。比較として杉の木であれば、樹齢80年生の木で11.4本必要になります。
高槻電器工業だから生まれたモリンガ
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鹿児島県南九州市
まちの皆様とともに作り上げる少子高齢化の影響が深刻な農業。鹿児島県南九州市も例外ではありませんでした。その状況に追い打ちをかけるように、既存作物の需要低下や新たな病気の発生。
近隣農家の皆様から悲痛な叫びを聞きました。作業負担が少なく、既存作物に代わる野菜の調査をしていたときモリンガに出会いました。
2020年度、新しい産業への期待を込めて24名の地元農家様と高槻電器でモリンガプロジェクトが開始し、今日もともに試行錯誤の日々を続けています。 -
農薬・化学肥料を使用しない栽培
安心・安全なモリンガを作るために、農薬・化学肥料は一切使用していません。じっくりと土づくりを行い、病気、害虫が発生しにくい環境づくりに努めています。また、収穫はひとつひとつ手作業で行い、品質の良いものだけを出荷します。
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モリンガ専用加工工場
自社のモリンガ工場を持ち、収穫後4時間以内に加工を行います。また、加工においては南九州市の代表産業「お茶」の加工機械を一部利用しています。